渋治の書庫

渋治の書庫

メンテ中

時には

時には…
 
 
 
来世 あの世 
まだあるのかこの先が

いつか、
どこでもよい、
どんなでもよい、

終わり
というものが
あれば
救われる
それが
あるから
生きられる

生きるに
意味はない
追求すれば
切りがない
ましてや
ただ全てが
運命(サダメ)なら
あがいても
もがいても
しようがない

天に召します
我らの父よ
あなたが
わたしを
お創りに
なったのならあなたの
思うようにしか
なりません
わたしには
どうしようも
できません

わたしの
仕業でも
手柄でも
実は
あなたの
仕業
あなたの
手柄

欲も
あります
怠惰も
あります
勿論
愛だつて

けれども
それも
これも
結局は
運命と
父と
の中で
くるくる

躍らされている
だけのこと

だから
今日も
眠りたいだけ
眠ります
したいだけ
致します
あとは野となれ
山となれ




--
時にはこうして何かのせいにして生きりゃいいじゃないか。
何を悩む事があろうか。 
-- 




と、
硝子戸に
張り付いた
ヤモリが
言っていました。