渋治の書庫

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メンテ中

さすらいの歌

 
 
 
    一

 ぼくは
 うたう
 さすらいのうた
 愛でも
 恋でも
 ありません
 ましてや
 人生じゃ
 とてもない
 ただただ
 さすらう
 さすらいのうた
 
 
    二

 あなたの
 すきな
 あの人が
 あなたを
 すきで
 ありますよに
 あなたが
 明日も
 笑えるよに
 ただ ただ
 ねがう
 ねがいのうた



どうして人は欲しがるの
そうして何かを
失うの
見えない何かに
惑わされ
触れない何かに
触れようとするの
逆らうな
されど
立ち止まるな
わかった振りして
また足踏みする



 ぼくは うたう
 今日もまた
 あなたに
 うたう
 明日もまた
 うたうは
 静かな 夜のうた
 あなたが
 涙を
 拭えるうた
 あなたが
 眠りにつけるうた
 
 
 らら~ら~
 らら~ら~ 
 らら~ら~らら~
 らら~ら~
 らら~ら~
 らら~ららら~


 あなたに うたう
 あなたへのうた
 ただただ
 うたう
 あなたへのうた
 さすらいのうた